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今回のテーマは、「売り出し価格の決め方」です。
最適な売り出し価格を設定できるよう、
そのポイントを詳しく解説いたします。

まずは相場観を養う

不動産会社による「査定価格」は、
その会社が「この価格なら約3カ月以内に売れるだろう」と予測してつける価格です。
ただし、査定基準は不動産会社ごとに異なるため、提示された価格の根拠をしっかり確認することが大切です。
複数の査定結果や市場の情報を参考にしながら判断することで、より正確な相場観をつかむことができます。
大切なのは、査定価格にきちんとした根拠があるかどうか、がポイントです。

希望価格と現実のギャップ

売主様としては「この価格で売りたい！」という希望があるでしょう。
特に「こだわりの内装」「こだわりの設備」など、思い入れの深い部分があると、それを価格に反映させたくなります。
しかし、残念ながらこうした思い入れは購入者には伝わりにくいのが現実です。
例えば、売主様がこだわった内装も、新しい買主様の趣味に合わない場合、
「リフォームが必要」や「交換が必要」と評価されることもあります。
そのため、売主様のこだわりがあっても、査定価格にあまり影響しないことが多いです。

複数査定で相場を知ることが大切

以上の理由から、最適な売り出し価格を見つけるためには、
まず客観的な市場の「相場」をしっかりと知ること が何よりも大切です。
そのためには、地域の最新の成約事例や市場の動向をもとに、
査定価格の根拠を丁寧に説明してくれるような不動産会社にご相談されることをおすすめいたします。
価格の根拠をしっかり理解することで、「なんとなくの希望価格」ではなく、
ご納得いただける「売れる価格」を見出すことができます。

・複数の査定結果や市場の情報を参考にし、正確な相場を把握する
・売り出し価格を決める際は、感情や思い入れより市場相場を基準にした判断が重要
・価格の根拠を丁寧に説明してくれる不動産会社がおすすめ

これらの手順を踏まえ、適正な売り出し価格を設定し安心して売却を進めましょう。