
買取が向いている不動産の条件と買取業者選び
前回のテーマでは
「安くても早く売りたい方」に
買取が適しているという話をしました。
今回は、具体的にどのような物件が買取に向いているのか、
さらに買取業者を選ぶ際の注意点をお伝えします。
ぜひ、参考にしてください。
買取が向いているのはどんな物件?
1. 築年数が経過した古い物件
【現状のままでOK】 旧耐震基準(1981年以前)の建物など、住宅ローンの審査が通りにくく、仲介では買い手がつきにくい傾向があります。買取なら「現状で引き渡し」が基本のため、余計な出費を最小限に抑え、そのままの状態でスムーズに売却を完了できます。
2. 立地が良くない物件
【立地を問わずスピーディーに売却】 不動産購入者の多くは立地や利便性を重視するため、交通の便が悪い、駅から遠いなどの物件は、仲介ではどうしても売れ残ってしまうリスクが伴います。不動産会社に直接買い取ってもらうことで、買い手探しの期間を大幅に短縮でき早期売却が可能です。
3. 訳あり物件(瑕疵や法的制限あり)
【売却後のトラブルを回避】 事故物件や近隣トラブル、再建築不可といった物件は、売主の「告知義務」があるため仲介で買い手を見つけるのが難しいのが実情です。専門知識を持つ業者が現状で買い取るため、売却後のトラブルやリスク(契約不適合責任)を負う不安なく、安心して手放せます。
4. 仲介で長期間売れない物件
【維持費の負担をストップ】 長期間、仲介で買い手が見つからない場合、時間が経過するほど固定資産税や管理費などの維持費が負担となり続けてしまいます。「いつ売れるか」という不安を解消し、計画的に売却を進めるためにも、買取に切り替えるのは有効な選択肢の一つです。
5. 相続人が複数の物件
【即現金化で公平な遺産分割】 遺産分割のために、不動産を早く現金化して分配したいケースです。いつ売れるか不透明な仲介と違い、買取は短期間で現金化が可能なため、親族間での遺産分割をスムーズに完了させることができます。
6. 荷物や不用品が多い物件
【片付けの手間・費用ゼロ】 遠方に住んでいたり、高齢で片付けが困難だったりと、室内に大量の荷物が残っている状態の物件です。通常、仲介では荷物(残置物)をすべて撤去する必要がありますが、買取ならそのままで丸ごと引き受けてくれるため、時間と手間を大幅に省けます。
7. 住み替え先が決まっている場合
【二重支払いや資金不足を回避】 すでに次の住まいが決まっており、引越しや引き渡しの期限を合わせたい状況です。仲介ではいつ売却できるか予測できず、現在の住まいと新居の「二重の支払い」が生じるリスクがありますが、買取ならスケジュールを逆算して引き渡し日を決められるため、安心した資金計画が立てられます。
次回は、買取業者を選ぶ際に注意すべきチェックポイントについて解説します。
安心してスムーズに取引できるよう、参考にしてください。